この記事ではグループレッスンと個人レッスン
両方の講師経験よりレッスンの違いを
お伝えします。
グループレッスン
はじめる対象年齢が決まっています
この点が大きく違います。
年少の冬から春にかけて
体験レッスンがはじまり
年中の春からレッスンが
スタートします。
この時期を逃すとグループレッスン
(幼児科)に参加することが
できなくなります。
教室で使用する楽器はピアノではなくエレクトーンです
2年間通ってもピアノで演奏
することは数えるほどです。
家にピアノがある生徒さんは
物足りなさを感じるでしょう。
レッスンの時は親御さんも子供のとなりに座ります
本人といっしょに親も教育されます。
今まで音楽に触れる機会が少なかった
親子にはとても良い体験です。
なぜ親御さんが横に座っているのか……
それは家で練習する時に
教室でやっていたことを
思い出していっしょに
練習するためです。
親御さんのかかわりが大きいですね。
耳から聴いて演奏することがメイン
CD付きの教材を使います。
よくグループレッスンの子供さんは
「音符を読むのがにがて」
と言われる理由がわかりますね。
耳から聞いて弾くことが得意に
なるかもしれません。
弾けても弾けなくても待ってくれません
1年間でのカリキュラムが決まっていますので
日にちがたてばどんどん進みます。
ここが一番のポイントですよね。
ついていけなくなると苦しいですね。
ついていける生徒さんは弾けるように
なっていきます。
発表会は合奏です
グループでの合奏です。
幼稚園の音楽会の高度なものです。
そして2年間幼児科を終了すれば
ジュニア科に進級して
グループレッスンと個人レッスンの併用レッスンか
グループレッスンはやめて個人レッスンのみになります。
ピアノ個人レッスン
何歳からでも何月からでもスタートできます
いつからでもスタートできます。
いろいろな年齢の生徒さんがいます。
もちろん大人の生徒さんもいます。
教室で使用する楽器はグランドピアノです
ほとんどの教室ではグランドピアノを使います。
音楽大学を出ている先生は学生時代から
グランドピアノを使っています。
なのでそのピアノでレッスンします。
レッスンの時の親御さんの付き添いはいろいろ
先生によって違いますし
生徒さんの年齢によっても違います。
小学校に進級するまでは親御さんも一緒に
付き添うことをお勧めします。
先生によって使う教材が違います
昔と違って教材もたくさんあります。
はじめは片手ずつ弾くのか?
はじめから両手で弾くのか?
ピアノを弾くだけなのか
歌やリズムうち 書いて音符や記号も
覚えていくのか?
それとも弾くだけなのか?
それぞれの教室で違いがありますので
体験レッスンが大事になります。
弾けるまで寄り添って練習します
個人レッスンなので弾けないのに
どんどん進んでいくことはありません。
個人レッスンはピアノを弾くことに
重点を置きます。
きちんと練習すれば小学校低学年でも
かなり上手に弾けるようになります。
発表会は舞台でソロ演奏
そして皆さんが想像しているピアノの発表会は
こちらの個人レッスンの発表会ですね。
一人ずつのレベルにあわせてしっかり練習して
演奏します。
広い舞台の上で一人で演奏することは
他ではなかなか体験できないことですね。
このように書くと個人レッスンが
よく見えてきますがデメリットもあります。
良くも悪くもそれぞれのペースにあわせます。
ゆっくり進む生徒さんと
どんどん進む生徒さんがいます。
同じ先生のレッスンを受けても家庭での練習量で
大きく差がつきます。
ですが、誰かと毎週比べるわけではないので
その点では安心です。
どちらのレッスン形態を選んでも
いずれは個人レッスンになります。
はじめの一歩がどちらかということです。
最後にご紹介した内容をまとめます。
・グループレッスンは「音楽全体に触れてから弾く」
・個人レッスンは「ピアノを弾く」
どちらのレッスンを選んでも
家庭での練習が大切。
目の前の課題にしっかり
取り組んでくださいね。
次は『ピアノか電子ピアノか」の記事を参考にしてください。
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