ピアノのレッスンがはじまるとどんな楽器を購入すればいいのか悩みますよね。
結論から言えば理想はピアノです。やはり本物に勝るものはナシですね。
しかしながら現実は半分程度が電子ピアノでレッスンしています。
この記事ではピアノ、電子ピアノの違いをお伝えします。
ピアノ
ピアノは値段が60万円程度から。結構高額なので考えてしまいます。
さらにご近所さんへの騒音問題もあります。
この騒音問題は「サイレント機能」をつけることで解決します。
ピアノに機械をつけてヘッドフォンを通して音を聞くことができます。
サイレント機能の取り付けにはさらに20万円程度必要です。
次は置き場所の問題です。
皆さん「ピアノは場所を取るから……」と言われますが電子ピアノとすごく大きさに差があるわけではありません。
横幅10㎝程度 奥行15㎝程度電子ピアノが小さいです。高さが違うのでピアノが大きく
見えるのかもしれません。
ピアノは1年に1度の調律が必要です。音の調節をしたり部品の劣化がないか見てもらいます。
大体1回1万円~2万円です。
楽器にはメンテナンスが必要です。車の車検のようなものです。きちんとメンテナンスしていれば人の一生以上に長持ちします。
置き場所もあるし音のこともそれほど気にしなくていいなら次は値段です。
やはり新品のピアノは高いと言われるかたには「リニューアルピアノ」をおすすめしています。
一般にはあまり耳にすることがないと思いますが中古のピアノを外観も内側もきれいに
メンテナンスして販売されています。
新品のピアノよりだいぶ手ごろな値段になっています。必ずヤマハなどの楽器店で購入してください。
買った後にトラブルがあっても何の保証もないです。
外観はきれいでも買った後に購入代金以上に修理代がかかった話をよく聞きますので
お勧めしません。
もしも実家に眠ってるピアノがあればぜひ活用してください。きちんと調律すれば充分使えます。
年々価格も高騰しているそうです。
私のグランドピアノはもう40年以上使っています。いつも調律師の方が「今ではこんなに良い木でできた楽器はなかなか出会えない。」と言われます。
案外実家に眠っているピアノやリニューアルピアノのほうが良質の木材を使っていてステキな音が出たりします。
電子ピアノ
電子ピアノはヘッドホンを使えるので時間を気にせず練習できます。
電子ピアノはピンからキリまで。価格も機能も色々です。どの程度の楽器を選んだらいいのか迷います。
一つの目安が10万円です。だいぶピアノより手頃ですね。
なぜ10万円が目安なのか?電子ピアノは価格と機能が比例しているからです。
安い電子ピアノは見かけはピアノでも弾いてみればピアノとは全然違うタッチです。
鍵盤が軽すぎて強く弾いたり弱く弾いたり変化を出すことはできません。
鍵盤の重さがピアノに近くタッチレスポンス機能(強く弾けば大きく弱く弾けば小さくできる)が付いているとなると10万円以上のものになります。
ピアノが嫌いになる原因の一つに楽器の選択があります。
家では弾けたのに先生のところでうまく弾けない。先生のところではできたのに家の楽器ではそれを再現できない。これをグルグル繰り返すと大人でも嫌になります。
わかりやすく言うとバドミントンのラケットでテニスをしているようなものです。
はじめなんてたいして弾けないから安くてもいいかと思わず少し慎重に楽器を選んでください。
子供は大人が思っている以上にすぐに弾けるようになるものです。
最後にご紹介した内容をおさらいします。
準備するべき楽器はそれぞれの家庭に合わせて選んでください。ですが、最低限必要なレベルはクリアして下さい。
楽器を準備すると気分も高まりますしここでやめてはもったいないという気持ちもあり少しの壁は工夫しながら乗り越えていきます。
ここが大切なのです。
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