ピアノを弾くだけで
頭がよくなる
なんて本当なのだろうかと
思ってませんか?
実はピアノ演奏はとても活発に
脳を使うのです。
脳だけではなく
頭のてっぺんから足の先まで
全身を使います。
この記事ではピアノの演奏中
どこをどんな風に
使っているのかをお伝えします。
全身運動
左右の手でちがう動きをして
10本の指を
バラバラに動かす。
目で楽譜をみて
たくさんの音を
一瞬で読む。
右足のペダルを踏んだり
はなしたり
さらに左足のペダルも踏む。
もうこれだけで
目・手・足を使っています。
さらに耳で音を聞いて
音の大きさを自由に変える。
こんなにたくさんのことを
同時にバラバラにすることは
なかなかないですよね。
この動作を連続して
次から次へと繰り返します。
表現する
さらに曲に合うように
表現していきます。
左右の音のバランスを変えたり
1音だけ強くしたり弱くしたり。
力を入れたり抜いたり。
ただ音を正確に弾くだけなら
ロボットでもできます。
曲に合うように
自分なりの表現をすることが
人間にしかできないことです。
まだまだ色んなことを
しています。
集中力
一度弾いてしまった音は
消すことができません。
ピアノを弾くときは
本当に集中しています。
話しかけても聞こえない
時もあるぐらいです。
よく子供さんは
一生懸命弾くと
汗をかいたり
頭がかゆくなったりします。
血流がよくなっているのでしょう。
座って弾いているのに
頭も体もフル回転しています。
耳もフル回転
ピアノを弾ていないときも
耳はいつも色んな音を
聴いています。
テレビから流れる音楽
電車の到着、出発メロディー
コンビニの音
救急車、パトカーのサイレン
小鳥の声
日常には音があふれています。
家にいても外に出ても
耳はいつもフル回転しています。
最近色んな駅で
電車の到着メロディーが流れて
います。
電車好きの生徒さんが
よくピアノで弾いてくれます。
色々な駅の到着メロディーを
ピアノで弾いて録音し
楽譜も作った生徒もいました。
すごいです!
記憶力
発表会など人前で弾くときは
楽譜をおぼえて弾きます。
これを「暗譜」といいます。
楽譜を暗記することです。
長い曲を楽譜を見ずに
弾いてる姿を見たことが
あると思います。
人それぞれ覚え方はありますが
練習しながら
体と目でしっかり音符を覚えています。
すごい記憶力です!
こんなに色々なことを同時に
しているのに
頭が悪くなるはずが
ありません!
ものすごい脳トレです。
たしかにピアノを習っている
子供さんは落ち着いていて
学力の高い生徒さんが
多いです。
最後にご紹介した内容をおさらいします。
・ピアノは全身運動。
・表現するために頭も使う。
・弾いてるときは全集中。
・弾いてないときも耳は使う。
・記憶力も鍛える。
ご紹介した内容を参考に
ピアノだけではなく
勉強もスポーツも
バランスよく
身に着けてください。
次の記事は「ピアノの練習って大変?」です。
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