練習したのに弾けない

ピアノ

「ピアノの練習をしているのに全然上達しない。」
「家で練習したのに弾けない。」
このような言葉をよく聞きます。

それは練習時間の配分をまちがっているからなのです。

この記事では限られた時間の中で効率よく上達する方法を
お伝えします。

この記事を読み終えると今までより上達が早くなりますよ。

1週間に何日ピアノの練習をすればいいの

「毎日練習して」と言いたいところですが
なかなか忙しい現代の子供たち
あまり現実的ではない要求をしても
仕方がありません。
かといってピアノは練習しなければ
弾けません。

割と時間がある小学校低学年の生徒さんには
「毎日練習しましょう」と言っています。
なんといっても練習習慣がつくことが大切です。
小学校高学年の生徒さんには
「最低でも4日は練習していて下さい」と伝えています。
これより少ない日数にするとなかなか進まなくなります。

1日何時間練習したらいいの?

習い始めは2~30分が目標です。
小さな生徒さんは椅子にじっと座っているだけでも
たいへんなことです。良い姿勢でしっかり練習出来たら
たくさんほめてあげてください。

曲が長くなれば練習時間も長くなります。
1時間なんてあっという間です。
ピアノの練習だけしていればいいのなら
好きなだけ練習していてもいいでしょう。

限られた時間で練習するなら
練習方法を工夫しなくてはいけません。
なんとなく練習するのと練習方法を工夫するのとでは
上達が大きくちがいます。

効率の良い練習方法

・はじめにハノンなどの指の練習をして
必ずウォーミングアップをしてください。
プールの前の準備運動のようなものですね。

・弾きたい曲の全体を弾いて下さい。
その時長すぎて一度に最後まで弾けなくても
続きはまた明日弾きましょう。

・何日か続けるととゆっくり最後まで弾けるように
なります。

・次はどうしても上手く弾けないところが
でてきます。これはどんなに上手な人でも
必ず出てきます。

・弾きにくいフレーズを何度も練習します。
このことを部分練習といいます。

ここが大切です。弾けない部分を練習するのは
子供さんにとって非常に面倒くさいことで
エネルギーが必要なことなのです。

みなさんはじめから最後まで何回も練習します。
でも弾けないところはいつまでたっても
弾けないのです。
これが「練習したのに弾けない」原因です。

ゆっくりのテンポで大丈夫です。次の音を弾く
タイミングや指の運びをしっかり手が覚えるまで
弾けない部分を弾きます。
ゆっくり弾けるようになったら少しずつ速くしましょう。

ぜひ部分練習をたくさんしてください。
はじめから最後まで弾くより部分練習を
する方が少ない時間で効果が現れます。

特に練習時間が充分にとれない忙しい時こそ
部分練習を取り入れてみてください。

・自分の演奏を録音する
ぜひ自分の演奏や子供さんの演奏を録音して聴いてみてください。
今はスマホですぐに録音できます。
子供さんは発表会ごっこのように録画して
弾いてる姿勢や手の形をチェックすれば一石二鳥

皆さん自分の演奏を録音して聞いてみると
イメージが違うと言います。
「けっこう強弱をつけて弾いたのにぜんぜん
強弱がついてない。」
「すごく表現力豊かに弾いたつもりなのに
全然伝わっていない。」
「左右のバランスが悪くて伴奏ばかりが
聴こえてくる。」などなど

このようにして自分の演奏を客観的に聴くことによって
次の課題がしっかりわかります。
あとは少しずつ課題をこなしていけば理想の演奏に
近づきます。

まとめ

効率よく練習するには
・部分練習を取り入れる
・自分の演奏を録音して客観的に聴いてみる

少ない時間でも練習方法を工夫して練習に励んでください。

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